こんにちはおさるです。
私は大阪市内の不動産屋で働いています。
前職は別業界で働いていて、宅建を取得してから不動産屋に入りました。
勉強を始めた当初は「宅建って有名だし持ってればメリットあるだろう」程度にしか考えていませんでした。
実際に宅建を取得してからこの業界に入り、取っておいて良かったなぁと思う場面が多々あります。
今回は個人的、宅建のメリットをまとめました。
①重要事項説明ができること
宅建士の独占業務である重要事項説明ができるのは、当然ですが大きなメリットです。
宅建を取得していると下記の3つができるようになります。
- 重要事項説明書の説明
- 重要事項説明書の記名・押印
- 契約書の記名・押印
重要事項説明は賃貸でも売買でも物件の情報を伝える必須の業務です。
詳しい解説は除きますが、宅建を持っていないとこれらの業務が出来ません。
自分で案内したお客様がいたとしても重要事項説明は宅建士に頼まないといけないので、一人で業務を完結できません。
コミュ障の私にとっては毎回他人にお願いするのは恐縮なので避けたいところ。
正直、ここのメリットは大きく感じます。
②収入がアップする
宅建を取得していると、たいていの会社では資格手当が出ます。
1.5万円から3万円くらいが多いです。
資格を持っているだけで給料が上がるのは本当にお手軽だと思います。
また、他人の重要事項説明を作成したり読み上げたりすることでお小遣いをもらうこともあります。
難易度が年々増している試験ではありますが、半年から1年程ちゃんと勉強すれば独学でも十分合格できる試験です。
資格を持っているだけで収入がアップすると言うのは大きなメリットです。
③実務の業務を覚えやすくなる
宅建を取得していると実務の知識が本当に身につきやすいです。
賃貸は正直難しくありませんが、売買は知識0から始めると分からないことが多くハードルが高いです。
宅建業法やその他法令、税金や相続などさまざまな知識を複合的に知っている必要があり、宅建を取得したことで基礎知識は多少知っている状態からスタートできます。
教科書で覚えた知識が、実際の場面に出てくると「あの時勉強した部分だ」とちょっぴり嬉しい気持ちになります。
「あの時勉強した知識が、実務ではこんな風に出て来るんだ」と、知識がアップデートされていくので一段深い知識の学びになります。
④独立開業できる
不動産の開業には必ず専任の宅建士の登録がいります。
自分が宅建をもっていなければ、他の人に専任の宅建士になってもらえないか依頼しなければ独立開業できません。
独立するために宅建を取得される方は多いです。
不動産屋で独立すると大幅な収入アップも見込めるのでここは大きなメリットでしょう。
⑤転職に有利になる
資格を持っているとある程度の知識量の証明になるので、転職は有利になります。
不動産業は宅建だけではまだまだスタートラインですが、無いよりはあった方がいいのは当然です。
実務経験がものを言う業界ですが、やはり宅建を持っているのと持っていないのとでは信頼性が変わります。
また個人的には不動産業界内の転職はかなりハードルが下がると思います。
宅建を持っている人材が欲しい会社は多数ありますし、実務経験があれば尚更です。
そういった面でも転職に関する心の余裕は生まれました。
⑥他の不動産資格も一緒に取得できた
私は宅建の取得をした翌年に、賃貸不動産経営管理士(賃管)と管理業務主任者(管業)やファイナンシャルプランナー2級(FP2級)なども取得しました。
いずれも不動産に関連の資格で共通の知識は多数ありました。
- 宅建:賃貸や売買の取引に必要な資格
- 賃管:賃貸の取引に有利な資格(一部必須)
- 管業:マンション管理に必要な資格
- FP2級:お金に関する全般的な知識
宅建を勉強したことで不動産の基礎知識が身に付き他の資格取得の際にも随分活かされました。
もちろん勉強は必要ですが、共通の範囲も多く勉強時間の削減は出来ました。
⑦シンプルにすごいと言われる
宅建を持っていると褒められることがあります。笑
もちろん周りが高学歴ばかりだと、宅建は凄い資格の部類には入らないですが。笑
私はそれほど頭がよかった訳でもないので、親や友人たちからも褒められた記憶があります。
なにより一番うれしかったのは勉強を頑張って受かったことですが。
シンプルに褒められるので自己肯定感は上がるかもしれません。笑
⑧勉強の癖がついた
私が初めて資格受験したのが宅建でした。
すでに社会人だったので働きながら資格取得の勉強をしていました。
たしか、5ヵ月(454時間)の勉強で合格したと思います。
最初は勉強の癖もついていない状態で、少しずつ勉強を生活の中に取り入れていきました。
今まではYoutubeを見たりだらだらしていて生活だったのでかなり有効な時間に変換できたと思っています。
宅建の試験が終わった後も、勉強の習慣はずっと続いてその後もいくつかの資格取得ができました。
今でも不動産や他業界にも興味を持ったり知的好奇心がかなり旺盛になりました。
習慣を変える最初は辛かったですが勉強の癖がついてよかったと思っています。
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