こんにちはおさるです。
私は大阪市内で働く不動産屋です。
今日は賃貸の申込時によく聞かれることについてまとめました。
物件の内覧を終えて気になる物件があり検討段階のお客様によく聞かれる質問です。
ご参考になれば幸いです。
申し込み後の手続きはどのような流れですか?
申し込み後の手続きの流れは下記の通りです。
- 部屋止め(検討段階の方、できる場合とできない場合あり)
- 申込み
- 保証会社・貸主による審査
- 契約・決済・必要書類提出
- 鍵渡し
申込については別記事で解説してるので、こちらの記事も参考にしてください。
入居時期はどのくらいが目安ですか?
一般的には、申し込みしてから最短で1週間後の入居です。
遅くても1ヵ月後のことが多いです。
ただし物件によっては柔軟な対応をしてくれる場合もあり、「お金さえ渡せば今日から住んでも良いよ」という場合おあります。
また、お部屋の状況によっては入居日が後ろ倒しになることもあります。
例えば入居中のお部屋(退去予定)では、退去した後にクリーニングをしてから入居なので、その分日にちがかかります。
設備入れ替えなどのリフォームをする場合も入居時期が遅れる可能性はあります
申込の時にお金は必要ですか?
基本的に賃貸の申込みの際にはお金は必要ありません。
申し込み時に必要なのは、本人確認書類と申込書の記入です。
(最近ではウェブ申し込みが増えています)
ただ地域によって若干慣習が異なることもあります。
私が普段の案内する大阪では9割以上の物件で申込み時にはお金は必要ありません。
一部の物件では、申込み時に「家賃1ヵ月分の金額を預ける」などの条件を設けている場合もあります。
申込み後、スムーズに契約に進めば預けた金額は初期費用に充当されます。
審査落ちやキャンセルになった場合は返金されます。
(返金されなかったり、返金を拒むようであれば問題です。)
部屋止めってどういうことですか?
部屋止めとは、他の人に取られないように一時的にキープする事です。
物件によっては部屋止めができる場合もあります。
前向きに検討はしているものの、申込みするか判断がつかない場合に有効な方法です。
部屋止めできるかはどうか仲介会社や管理会社によって変わってきます。
貸す側としては入居するかも分からない人にずっとお部屋のキープをされていては、他の検討者がどんどんいなくなってしまうので嬉しいことではありません。
例えば人気物件では明確に入居したい方を優先するので、検討段階の方では部屋止めは難しい傾向があるでしょう。
部屋止めはどのくらいの期間できますか?
部屋止めできた場合、お部屋をキープできるのは1日〜3日程度でしょう。
これも管理会社や仲介会社によって対応は異なってきます。
基本的に、人気な物件は他にも入居希望者はいるので融通が利きづらく、入居に困っているような物件ほど融通が利きやすい傾向があるでしょう。
部屋止めって2つできますか?
部屋止めは2つできる場合もありますが、基本的にはできないことが多いでしょう。
これもケースバイケースです。
ただ、2つとも同じ管理会社だったりすれば、管理会社からしてあまり良いようには思わないかもしれません。(どちらかは必ずキャンセルになるので)
また2つとも保証会社の審査に進める場合、同じ保証会社であれば1つは必ず否決になります。
仲介会社としても申し込みの手間が増える(1つは必ずキャンセルしないといけない)ので、担当者と相談してみましょう。
申込後のキャンセルはいつまで可能ですか?
キャンセルするならできるだけ早めに伝えるようにしましょう。
申込みして審査の途中であれば、一本連絡するだけですぐキャンセルできると思います。
ただし、審査も終わって契約準備(契約前段階)でキャンセルとなると、不動産会社によっては少しゴネてくるかもしれません。
実際のところ、契約書に署名捺印をするまでは法的には問題ありません。
ただし審査も終わり契約準備(書類作成など)まで進んでいると、すでに仲介会社・管理会社・貸主は手間をかけた分キャンセルは良く思いません。
あまり多くはありませんが、契約書まで作成してキャンセルされた場合にキャンセル料を取る不動産屋もあります。
キャンセル料は5000円程度〜家賃1ヶ月分などで設定していることがあります。
(法的には契約もしていないので支払い義務は無いかもしれませんが、管理会社が仲介会社に請求するので、仲介会社もそれを回収しようとしてくるかもしれません。)
キャンセルはいつまでできるか料金がかかるのか、事前に確認するようにしましょう。
審査に通りますか?
審査については様々な基準がありますので、別記事を参考していただけたらと思います。
簡単に説明すると、賃貸の入居審査では「継続して家賃が払っていけそうか。」と言う点を中心に審査されます。
例えば家賃、年収、勤続年数、会社の規模、保証人の有無、転居理由など情報を多面的に見て判断します。
審査も厳しい物件であれば、信用情報機関のデータベースにアクセスして個人信用情報を確認したり、他の保証会社でトラブルがなかったかなども確認されます。
信用情報に傷があるのですが大丈夫ですか?
信用情報に傷があると保証会社によっては審査には通りません。
物件によって保証会社が違うので、審査の通る物件を探すことが必要になります。
保証会社については別記事で一覧してるのでこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
賃貸の申込み時によく聞かれる質問についてまとめました。
不動産は地域によって慣習が異なることも多々あるので「自分のエリアでは少し違うかった」と言うこともあるかもしれません。
あくまで私の担当する大阪エリアで経験談を元にした内容です。
他にもお客様からよく聞かれる質問まとめてあるので参考にしてください。
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