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ネット無料マンションの速度一覧。速度が遅くて気になる人向けの対処法など

賃貸のよくある質問

こんにちはおさるです。

私は大阪市内で働く不動産屋です。

今回はネット無料マンションについて解説していきます。

インターネット環境の重要度は近年ますます増しており、お部屋探しの際に重要視している人も少なくありません。

現在、不動産屋として働く私ですが、以前は通信業界で働いていたこともあり、そこらの不動産屋よりもインターネットの知識はあります。

他の記事にはないネット無料マンションの詳しい解説回線毎の速度、また遅い場合の対策など具体的に解説していきます。

内容が少し多いかもしれませんがぜひ参考にしていただければと思います。

インターネットの個別引き込みが不可の場合でも、ドコモホームルーターならすぐにご利用いただけます!

↓ネット個別契約が不可の場合は、ぜひこちらご検討ください↓

そもそもインターネットの種類は?

ネット無料マンションのご説明前に、まずはインターネットの種類について解説いたします。

後述するのですがネット無料マンションでは、どの回線が導入されているかが非常に重要です。

そこを知る上でも大事な4つのインターネットの種類について解説したいと思います。

①光回線

光回線とは光ケーブルというインターネット回線を利用したサービスです。

こちらは回線の引き込みが必要な有線のタイプです。

マンションのMDF室から部屋に回線が引き込まれ、基本的には室内にはモデムとルーターが設置されます。

最近はモデムとルーターが一体になって壁に埋め込まれているものもあります。

光回線は速度が速く下り・上り1Gbps(=1000Mbps)が一般的です。

ちなみに下りはダウンロードの速度、上りはアップロードの速度です。

最近は5Gbpsや10Gbpsなど更に速い回線も提供されてきましたが対応している物件は少なかったりします。

光回線1Gbpsが入っていれば、オンラインゲームなど大容量の通信も不自由なく利用することができることでしょう。

光回線を利用するにはNTT光(コラボ光含む)やeo光など光回線を提供する会社と契約する必要があります。

加えて、マンション自体が光回線に対応している必要があります。

②VDSL回線

VDSL回線とは固定電話回線を利用したサービスです。

こちらも回線の引き込みが必要な有線のタイプです。

光回線と同様に、基本的に室内にはモデムとルーターが設置されます。

VDSL回線は光回線の前の世代です。

固定電話回線を利用して、ついでにインターネットも提供しているというイメージです。

VDSL回線の速度は100Mbps程です

光回線が1Gbps(=1000Mbps)なので速度の差は圧倒的です。

現実問題として、築年数が古いマンションや立地的な問題などでマンション側が光回線に対応していない場合があります。

その場合はVDSL回線の提供しか出来ない事があります。

③CATV回線

CATV回線とはテレビ放送回線を利用したサービスです。

こちらも回線の引き込みが必要な有線のタイプです。

光回線やVDSL回線と同様に、基本的に室内にはモデムとルーターが設置されます。

CATV回線はテレビ放送回線を利用して、ついでにインターネットも提供しているイメージです。

CATV回線の速度は最大1Gbps(=1000Mbps)ですが、320Gbps以下であることが多いです。

あくまでテレビ放送回線がメインという事で、光回線の方が断然速いです。

CATV回線は上り速度が遅い傾向があり、アップロードなどは時間がかかりがちです。

J:comやBayComなどのケーブルテレビ会社の提供であることが多く、料金は比較的安価であることが多いです。

ネット無料マンションで導入されている事もよくあります。

④モバイル回線

モバイル回線とはスマートフォンと同じように基地局から無線を受け取る方式です。

ホームルーターやポケットWi-Fi、デザリング機能の事です。

回線の工事は必要ないのでWi-Fiルーターを設置するだけで利用することができます。

速度はどの端末を利用するかで変わりますが、ホームルーターが一番速度が出ます。

一番速いdocomo home5Gでは最大速度4.2Gbpsです。

その次に速いSoftBankAirは最大速度2.7Gbpsとかなり高い速度です。

ポケットWi-Fiは速度が劣りますが、持ち運びができるメリットがあります。

デザリングに関しては、スマートフォンからWi-Fiを出す機能です。

工事が必要なく手軽に利用できるメリットがあります。

ネット無料マンションには何の回線が入ってる?

ネット無料マンションには、有線回線(光・VDSL・CATV)のいずれかが入ってるはずです。

物件資料だけでは分からないことが多く、不動産屋の担当者に聞くか自分で調べるなどして回線を調べる必要があります。

ネット無料マンションが光回線の場合

ネット無料マンションで一番導入されていて欲しいのが光回線です。

築浅のネット無料マンションは光回線が入ってることが多い印象です。

私が普段ご案内する大阪市内ではUCOM光が多いです。

導入されてる回線が確認できれば速度はどのくらいか確認しましょう。

不動産会社の担当に聞く(ネットに疎い担当者も多いですが)、もしくはネットで自分で調べるなど情報集めましょう。

基本的に光回線であれば1Gbpsであることが多いのですが、稀に5Gbpsや10Gbpsの光回線が入ってる物件もあります。

(5Gbpsや10Gbpsはかなり嬉しいです!体感は95%以上で1Gbpsですが。)

光回線であれば安心と言いたいところですがそうでもなく、あくまで電柱からマンションの共用部に導入された速度です。

マンションの世帯数が多く分配される数が多いと速度は遅くなる可能性が高いです。

利用者数にもよるので、ここは実際に使ってみないと分からないです。

光回線の無料Wi-Fiでも、オンラインゲームやリモートワークがメインの方は正直不安はあります。

多少ネット検索するくらいの方でしたら不便はないでしょうが、インターネットが調子悪くなると不都合が生じてしまうような人は少し考えものです。

ネット無料マンションがVDSL回線の場合

ネット無料マンションで導入されているのがVDSL回線というのも見かけます。

VDSL回線は光回線より遅く100Mbps程度なので、数値だけ見ると光回線の10分の1程度です。

ただ実際の速度は光回線の10分の1とは限らず、VDSL回線でもオンラインゲームができると言う事はよく聞きます。

光回線より遅い可能性が高い事は確実ですが、正確な実測値についてはやはり利用してみないと分かりません。

オンラインゲームやリモートワークなどがメインであれば、光回線が入っている方がやはり望ましいでしょう。

物件資料に無料Wi-Fiとだけ書いている場合などは、光回線かVDSLか判断できないので、速度はどれくらいか問い合わせてみましょう。

築20年以上の物件などマンションのMDF室が光回線に対応していないなどの理由で、VDSL回線しか導入できないと言う背景もあったりします。

提供しているインターネット会社が、NTT光など光回線を提供している会社でも、導入されるのがVDSLと言う事はよくあります。

会社名だけ聞いて判断するのではなく物件に導入されている速度を確認しましょう。

ネット無料マンションがCATV回線の場合

ネット無料マンションがCATV回線もよくあります。

私が普段ご案内する大阪市内であればJ:COMやBayComはよく導入されています。

おそらくオーナーにとっては導入費用が安いなどの理由もあると思います。

CATV回線に関しては、正直速度はあまり期待できないかもしれません。

実測値については、やはり使ってみないと分からないの一言に尽きるのですが、基本的に光回線>VDSL回線>CATV回線の順番です。

というのもCATV回線は下り速度はまだマシなのですが、上りの速度が遅い傾向があると言う欠点があります。

ダウンロードは良くてもアップロードは遅いということです。

オンラインゲームやリモートワークなど、常時下りと上りの速度が求められるので遅延してしまう可能性も非常に高いでしょう。

ネット無料マンションにはいくつか種類がある

先程はインターネットの回線の種類について解説しました。

こちらでは、ネット無料マンションの回線の提供方法について解説します。

ネット無料マンションと言っても提供方法がいくつかあります。

どの種類に該当するかによって遅かった場合の対処法や対応が変わります。

お部屋探しの段階で判断できるのであれば確認しておきましょう。

①建物全体で特定のネット回線を導入していて、個別契約が不可

築浅のネット無料マンションで多いのはこちらのタイプです。

マンションで特定のインターネット会社と契約しており、そのマンションの居住者は全員1つのWi-Fiを共有し合うタイプです。

普段私がご案内してる物件で多いのはUCOM光(つなぐコミュニケーションズ)です。

その他にも、JCOMやフレッツ光ネクスト(全戸一括型プラン)などがあります。

建物全員でWi-Fiを共有するので、世帯数が多かったり利用者の多い時間帯は速度が落ちます。

速度が遅い場合に個別でネット回線を引きたい!」という方もおられるのですが、引き込み不可のパターンがよくあります。

理由は色々あるのですが、主要電盤(MDF室)にポートの空きが無い、分譲マンションにおいて電信柱から主配電盤(MDF室)に回線を通すのに管理組合で決められた回線会社があるなどです。

契約書に「インターネットは〇〇に限定されています。」などの文言が入っていたりする事も見受けられます。

もし使ってみて遅いとなった場合は有線での引込みが難しいので、ホームルーターでご対応いただくのが良いです。

一番速度の速いdocomo home5Gであれば、回線工事なしで即日高速Wi-Fiをご利用いただけます。

②建物全体で特定のネット回線を導入していて、個別契約が可能

ネット無料マンションで個別契約が可能という物件もあります。

私の感覚ではネット無料マンションでは、個別契約が不可のところが多い印象ですが、もちろん出来る場合もあります。

その場合は、希望するネット会社に問い合わせてみて当該物件に回線を引き込めるか確認してもらいましょう。

ネット回線を引き込むには、オーナー(管理会社)側の承諾と、ネット会社の引き込み可能か双方の確認が必要です。

この場合はやはり光回線が望ましいので、NTT光(コラボ光)かeo光などの光回線が良いでしょう。

③共用部分にWi-Fiを設置している

共用部にWi-Fiルーターがあり各部屋に無線を飛ばしている方法もあります。

建物に引き込んだ光回線を共有部に設置したWi-Fiルーターを経由し、各部屋にWi-Fi電波を飛ばす方法です。

建物の構造や規模によってはWi-Fiが各戸に届かない可能性が高いので、正直気持ち程度のWi-Fiです。

速度に期待はできないでしょう。

部屋の位置によってもルーターから遠くなると自然に電波は弱くなります。

こちらも個別で引き込みたい場合は、オーナー(管理会社)に確認が必要です。

ただ難しいケースが多く、ホームルーターなどの対応になる可能性が高いです。

④分譲マンションで専有部分のオーナーが導入してくれている

分譲マンションにおいては、建物全体としてネット無料は入っていないが一部の部屋だけネット無料になっているタイプもあります。

分譲マンションとは部屋ごとにオーナーが違うマンションです。

例えば、101号室は「インターネットは入居者負担です」と設定していても、102号室は「インターネットはオーナーが設置してくれてるので無料」というパターンもあります。

この場合は、内覧の時など部屋にモデムやルーターが置いてある状態であることが多いです。

基本的にオーナーが設置してくれているネット回線を使うことになるでしょうが、相談によって個別で引き込む事も可能です。

オーナーとの相談次第で、ネットの個別契約で引き込む事も可能かもしれません。

難しければ、やはりdocomo home5Gなどのホームルーターでご利用いただくのがベストです。

ネット無料マンションのメリット

まずネット無料マンションのメリットから解説してきます。

ネット無料マンションのメリットといえば、もちろん料金がかからないことです。

ただし少し深掘りして考えてみるとそれ以外にも多くのメリットがあります。

4つのポイントで解説していきます。

インターネットの月額料金がかからない

ネット無料マンションの最大のメリットは、やはり月額料金がかからないことです。

一般的にインターネットを個別で契約する場合は月に4000円から5000円程度の料金は発生します。

これらの費用が0円なので月々の負担が軽くなります。

月5000円は考えようによっては非常に大きな差で、6万円と6.5万円のお部屋では築年数などグレードは変わります。

同じ築年数でも5000円違えば、より広いお部屋を選択できます。

月5000円をどう考えるかですが、インターネットの毎月の費用が0円というのは大きなメリットです。

インターネットの工事費用がかからない

インターネットを個別契約すると多くの場合、回線を引込む工事が必要です。

マンションの回線を集約している場所から部屋まで回線を通す作業です。

この引き込み工事は2万円〜3万円程の費用となります。

(キャンペーンなど上手く活用できれば、工事費用と同額分の値引きを受けることは可能です。)

NTT光の光コンセント

工事完了後は上の画像のような光コンセントと言われるものが設置されます。

光コンセントが元から部屋についている場合でも、中で断線していたり引き込みが上手くできていない場合もあるので結局工事費用がかかることがあります。

(eo光やJ:COM光など他社の回線は少し形状が異なります。)

個別契約であれば、インターネット導入の際に費用や手間もかかってしまいます。

賃貸の初期費用で負担が大きくなることが多いので、できるだけ出費を抑えたい人も多いはずです。

ネット無料マンションでは元からお部屋に回線が導入されているので、工事費用は必要ありません。

個別契約では契約期間や違約金がある

ネット個別契約の場合、契約期間などの制約が出てきます。

多くの場合、契約期間は2年契約で解約月以外に解約すると解約金が発生します。

(昔は1〜3万円程解約金がかかりましたが、現在は事業法の変更もあり4千〜5千円程度の違約金であることが多いです。

特定の期間でないと解約金が発生してしまうので、解約するタイミングを注意しないと無駄なお金を払うことになりかねません。

ネット無料マンションでは、契約期間など考える必要もありません。

契約時、月々、解約時に一切費用を払う必要がないのがメリットです。

手続きが必要ない

今までコスト面ばかりメリットを述べてきましたが、手続きが不要というのもメリットです。

  • インターネット契約時の手続き
  • 回線工事の立ち合い、ルーターの設置
  • インターネット解約の手続き
  • ルーターの返却手続き

契約から解約までこれらの手続きが必要となります。

ネット無料マンションでは手続きが不要という事もメリットです。

ネット無料マンションのデメリット

続いてネット無料マンションのデメリットを解説していきます。

ネット無料マンションは多くの人にとっては嬉しい設備ではあるものの、一部の人にとってはむしろ「ネット無料なんて無い方が良い」というパターンもあります。

デメリットについて3つ解説していきます。

速度が遅い場合が多い

ネット無料マンションの最大のデメリットは速度です。

多くの場合、マンションに導入された光回線を部屋の個数分に分配していることが多いので、分ける数が多いほど速度は遅くなります。

分配される数によって変わるので、マンションの世帯数が多いほど速度が遅くなる可能性が高いです。

また多くの人が集中して使うタイミングも回線が混みます。

夕方から夜中は特に速度が遅くなる傾向があります。

ご自身が速度をどこまで求めるかですが、オンラインゲームなどの大容量の通信が必要な場合は基本的に難しいでしょう。

実際に使ってみないと速度を体感できない

ネット無料マンションの速度は実際に使ってみるまで分かりません。

インターネットの速度は、理論値と実測値の2種類があります。

理論値とはネット会社の広告などに出ている速度で、理想的な状態で期待できる通信速度です。

光回線であれば、1Gbps(=1000mbps)であることが多く、さらに早い5Gbpsや10Gbpsの物件もあります。

これらはあくまで理論上の速度なので実測値は環境によって変わります。

実測値は名前の通り実際の速度です。

入居前の内覧段階では実測値まで時間毎に計測するのは難しいですから、入居して実際に使ってみないと速度が分かりません。

回線毎におおよその実測値のデータはあるのですがあくまで目安となりますが参考程度の情報しか見つからないでしょう。

気になる場合は、ネット回線+実測値などで検索すればおおよその目安は分かります。

個別でネットを導入できない場合がある

ネット無料マンションにおいては、希望するネット回線を導入できない場合があります。

特定のインターネット回線を引き込みたい場合には大きなデメリットになるでしょう。

個人的な感覚としては、築浅のネット無料マンションでは個別に導入できないことが多いです。

逆に、築15年以上経っている物件など個別で導入できることが多い気がします。

あくまで個別判断なので、随時不動産担当者に確認することになります。

よくあるネット無料マンションの速度を一覧にしました

ネット無料マンションの速度については物件によってピンキリです。

提供されているネット回線がどこか、戸数はどのくらいかが重要です。

普段、私がご案内する大阪市内でよくあるネット無料マンションの回線について一覧をまとめたのでご参考にしてください。

よくあるネット無料マンションの速度一覧

下記にインターネット回線毎の速度をまとめました。

用語のご説明を先にしておくと、理論値というのはあくまでMAXの値で言わばその回線のポテンシャルです。

物件毎によって変わる可能性は十分あります。

平均速度は実際のユーザーの速度を平均化した数値です。

下り速度とはダウンロードの速度で、上り速度はアップロードの速度です。

平均速度の数値は高ければ高いほど速いです。

Ping値というのはネットの応答速度です。

データの送受信にかかる応答速度で、数値が小さいほど速いです。

平均速度とPing値はみんなのネット回線速度さんのサイトを参考に情報を載せています。

インターネット回線理論値平均速度Ping値
U COM光レジデンス最大1Gbps(下り)398.46Mbps
(上り)370.98Mbps
12.64ms
B-CUBIC最大1Gbps(下り)308.06Mbps
(上り)286.86Mbps
27.73ms
ファイバーゲート最大2Gbps(下り)229.85Mbps
(上り)160.07Mbps
13.18ms
ギガプライズ最大10Gbps(下り)336.42Mbps
(上り)339.22Mbps
9.92ms
コミュファ光最大1Gbps(下り)771.12Mbps
(上り)766.17Mbps
14.04ms
フレッツ光ネクスト最大1Gbps(下り)349.37Mbps
(上り)262.82Mbps
20.93ms
フレッツ光クロス最大10Gbps(下り)1372.01Mbps
(上り)1528.61Mbps
14.18ms
RIXIO最大1Gbps(下り)286.18Mbps
(上り)205.83Mbps
27.0ms
J:COM最大1Gbps
(上り100Mbps)
(下り)298.05Mbps
(上り)52.14Mbps
23.01ms
ベイコム光最大1Gbps(下り)532.03Mbps
(上り)481.86Mbps
12.83ms
ベイコムネット最大120Mbps(下り)82.91Mbps
(上り)8.69Mbps
27.72ms

これらの表はあくまで実際のユーザーに基づいた具体的な数値ではあるものの物件によって差はあります。

利用者数が多い物件では遅延が発生しやすくなりますし、逆に少なければこちらの数値よりも良いかもしれません。

【作業別】ネット通信に必要な実測値

先程まとめた数値を参考にこちらを見ていただけると速度のイメージがしやすいと思います。

下記の表はどのような作業をするかによってどのくらいのPing値が必要になるかです。

Ping値はネットの応答速度で数値が小さいほど速いです。

通信量の少ない作業であればPing値は大きくても問題ありません。

ただしオンラインゲームなど大容量の通信をするとなればPing値は少ない方が望ましいです。

作業必要なPing値の目安
Web閲覧0〜50ms
メールやチャット利用0〜50ms
動画視聴0〜30ms
オンライン会議0〜30ms
オンラインゲーム0〜10ms

Web閲覧やメール・チャットの利用はデータの通信量が少ないのでネット無料マンションでも問題なく使える場合が多いでしょう。

動画視聴は物件によっては難しい場合も出てくるでしょう。

高画質であればあるほど多くの通信量が必要になり、遅いネット回線だと視聴中に何度も止まったりするでしょう。

オンライン会議も同様で、リモートワークなどよくされる方はネット無料マンションでは不安な場合もあります。

オンラインゲームは最も通信量が必要で、対戦ゲームなどはネット無料マンションではおすすめは出来ません。

ほとんどの場合、遅延が発生してゲームに影響するでしょう。

ネット無料マンションが遅い場合の対処法は?

現在、気になっている物件がネット無料マンションで速度が気になって契約に進めるか迷ってるという人もいると思います。

ただし基本的に入居前の段階で具体的なネット速度を知るのは難しいです。

できる限りの情報を集めた上である程度割り切って判断する必要があります。

また既に契約手続きを済んでいる・既に入居しているなどの場合にはネット環境を改善する必要があるはずです。

いくつかのパターンを想定して対処法を解説します。

内覧時にネット速度を調べれるか確認する

一部の物件では内覧の際に既にネット環境が整っている場合があります。

私がよく見るのは築浅の物件でよくある埋め込み型Wi-Fiで、IDとパスワードを入力すればすぐにでも使えるタイプ。

よく見るのは下の画像のようなタイプで、SSIDとパスワードが書いてるのでスマホで入力すればWi-Fiを試せます。

内覧の時に電気が通っていれば基本的に使えます。

内覧の時に下記のような埋込型Wi-Fiがあればスマホで実際に繋いでみて「インターネット速度テスト」と検索して数値を測ってみましょう。

もちろん時間帯や利用者数によって速度は変動しますが参考にはなると思います。

管理会社に個別契約が可能か確認する

ネット無料マンションの場合でも個別契約が可能という場合があります。

管理会社に「自分でネット契約して回線を引き込んでいいか」確認しましょう。

管理会社から想定される回答は次の3つです。

  • 回線の引き込みは出来ません(後述する方法で対処)
  • 壁に穴など開けなければ良いですよ
  • ご自由にしていただいて大丈夫です。

1つ目の「回線の引き込みは出来ません」と言われた場合は、違う物件で探し直すか後述する方法で対処ください。

2つ目の「壁に穴など開けなければ良いですよ」と言われる場合は、基本的に個別契約してしまっても問題ありません。

回線の引き込みは基本的に穴あけをしないように、マンションのMDF室から部屋に回線を引き込みます。(電話線や配管の既にある穴を利用して引き込みます。)

それでも引き込みが難しい場合に、穴を開けて部屋に通すのですが、その場合は辞めてくださいということです。(これで引き込み出来ない場合も後述する方法で対処)

また注意しなければいけないのが、マンションでもマンションタイプの光回線が導入できずにファミリータイプでの導入しかできないケースがあります。

要するに、マンションのMDF室を介して部屋に導入するのが難しく、電柱から直接部屋に回線を引き込まなければいけないケース。

マンションタイプの導入が難しい場合に、ネット会社の担当が勧めてくる場合がありますが、基本的に景観などの問題からオーナーが許可するのはほとんど無いでしょう。

3つ目に、ご自由にしていただいて大丈夫と言われれば一番良いです。

好きなネット回線を契約して回線を引き込みましょう。(管理会社がOKでもネット会社が引き込みできないと言われる場合もあるので、その場合は後述する方法で対処)

あとはネットに詳しくない不動産屋も多いので、できるだけ要点をまとめて分かりやすく伝える方が望ましいです。

ネットが遅い!!最終の対処方法

個別契約ができなくて、マンションの無料Wi-Fiも遅い!という場合は最後の手段です。

この場合は有線で回線を引き込むことは不可能なので、別の方法を取らなければいけません。

結論、一番の解決策は置き型のホームルーターを利用することです。

置き型のホームルーターであれば、回線の引き込みは不要なので工事なしで即日利用開始することが可能です。

最近は置き型Wi-Fiもかなり高速化してきており5G対応のルーターもどんどん進化しています。

最も速いのがdocomo home5Gで最大4.2Gbpsの速度で、ドコモユーザー以外でももちろん利用可能です。

その次にSoftBank AIRが最大2.7Gbpsとなっていて、会社の違いはあれど速度の速いドコモを選ばれる方がネット環境の改善に繋がるのでオススメです。

最近は置き型のホームルーターでもオンラインゲームができるという話も聞くくらい優秀です。

一つ欠点としては、置き型ホームルーターも対象外エリアがあるということです。

13階以上など高層階の場合は電波が受け取りにくかったり、影響エリア外というのもあります。

その場合は、ホームルーターより多少劣る可能性はありますがポケットWi-Fiなどで代用しましょう。

エリアが問題なければネット環境も改善されることになると思うので一度お試しいただいた方が良いです!

実際に使ってみて電波の状況が悪いなどの状況であれば「8日以内キャンセル」というクーリングオフ的な制度もございます。

ただいまキャンペーンも実施中なのでお得にご利用いただけます。

この記事が少しでもみなさんのお役に立てたら嬉しい限りです。

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